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Originally Posted by Sumippi
なぜ…?なんでかな・・?
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「なのです(口語では『なんです』)」は日本語の歴史 の中の変化によって生まれた表現なので、初級学習者に 説明するのは極めて困難です。また、非常に長いカキコ になってしまいます。
質問者が使用しなかった「なの」の部分の方が、実は「 です」よりも重要であることは、日本語話者なら本能的 に知っているのです。従って問題となっている文を会話 では「です」を省略して「なの(または関西では『なん 』」で終わらせることもあるのです。「です」は「なの だ」をより丁寧にしているだけなのです。
ところが、日本語学習者は訳しながら日本語を組み立て るので、初級者でも知っている「です」を無条件に使い たがります。彼らの感覚からすれば、「どうして英語が そんなに上手ですか 。」という表現を見て、足りないことばを見つけられな いのですね。「なの」の使用法は日本語学習者にとって ひとつの大きな壁です。日本語教師でこれを説明できる 人はほとんどいないのではないかと思います。