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Originally Posted by Kai13
どうもありがとうございました。私なんか、言葉に表せ ないほど、感謝しています。
私でも自分のことをそんなに思ってません。びっくりし ました。
マサさんは、日本語能力試験N2に関してどう思います か。この間からくり人形の講座に参加した時に、いる日 本語の先生は私がN2を聞くと、とてもびっくりしまし た。日本人にとってはそんなテストはそんなに高いレベ ルだと思いますか。そんなに高くないですよ。実力を試 すものではないからです。
さて、質問。
うちの先生はよく「ある程度」を言っています。意味は わかるけど、なんでそういうことをよく言ってるかわか りません。
なんかの状況(?)を紹介して、説明していただけます か。
お願いします。
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その先生が驚かれたのは、海外で日本語を学んでいる人 が2―3年で2級を取ってしまうのをほとんど見たこと がないからではないでしょうか。やはり相当な努力をし ている人でなければ受からないと思います。恐らく1― 2級の合格者の大半は中国語や朝鮮語を母国語とする人 だと思います。それだけアユのレベルが高いということ です。
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「ある程度」とは確かに分かりにくい表現ですね。その 理由は、この表現が示す「程度」とはどれくらいのもの かが明確ではないからです。「ある」ということばは大 変に曖昧(あいまい)なんです。その文脈や状況によっ てかなり違ったものになります。
広い意味での「中レベル」ということですが、実際には 「中」よりもかなり下だったり上だったりもします。で すから「ある程度」が示す範囲というのは毎回変わりま す。日本語話者は、この表現が使われた時、書き手や話 し手が言いたがっている「レベル」を判断しなければな りません。しかし、分からなければ質問してもかまいま せん。日本人はよく、「ある程度ってどの程度?」と相 手に訊きますよ。
英語の
to some extent, to a degree, to a certain degree, etc.
なども同様に示す範囲の広い表現ですね。
「ある程度日本語ができれば日本への旅行はより楽しく なる。」
「病気はある程度よくなったが、まだ仕事に戻れない。 」
「ある程度きれいな女性がいいです。」
「大金は出せません。でもある程度なら出せます。」
結局どう考えても曖昧な表現ですね!