みんなで何か物語を作りませんか？

[Sashimister]

男は聞きなれない言葉で運転手としばらく話すと、女の 方を向いて言った。
「もう１０分ほどで小さな村に着きます。そこで食事と しましょう。」

容赦なく照りつける太陽と、それを受け入れているよう にも、またそれを拒絶して跳ね返しているようにも見え る黄金の砂漠。村が存在しそうな雰囲気はなかった。む しろ「生」そのものが異物的なもののように感じられた 。

[YuriTokoro]

「そこでまた襲撃されたらどうするの？　その村に迷惑 をかけるんじゃない？
あなたたち、一体だれに狙われてるのよ」

[Columbine]

Originally Posted by YuriTokoro

「そこでまた襲撃されたらどうするの？　その村に迷惑 をかけるんじゃない？
あなたたち、一体だれに狙われてるのよ」

男は首を横に振った。「ずっと前にこの砂漠から村人を 避難させました。最近、残っていたのは兵士とばか者だ けです。」そう言うと、女の方はどちら決めようとして いるように、顔を上げて女の目を見た。

（wah~ I hope that makes sense! If it doesn't, feel free to just ignore it.)

[Sashimister]

「つまり相当な力を持った組織が働いているのね。でも なぜなの？私にも母にも大した財産はないわよ。」

[YuriTokoro]

「財産の問題では…ないですねえ。玲奈(reina)さん、ご� �じでしょうが」
男はフードをはね上げ、まぶしそうに目を閉じた。
「申し遅れましたが、わたしは…」
突然、大きな衝撃がジープを襲った。

[Sashimister]

「伏せて！」
男は右腕で玲奈の後頭部を押さえつけ伏せさせた。
間もなくジープが止まった。ボンネットからは白い煙が 立ち上っていた。
運転手が上半身をハンドルに寄りかかるようにぐったり としていた。両腕も肩からぶらりと垂れ下がり、息をし ている気配はなかった。

玲奈の悲鳴が砂漠に響いた。

[chryuop]

玲奈は男の方に頭を向けて、男の額に少量の血の跡を見 られる。
「今死ねるな！多くの問題を引き起こして、あたしの質 問をまだ答えなかったぁ。。。」と泣いて言った。

[YuriTokoro]

男は玲奈を抱きかかえて車から降り、砂の上に玲奈を座 らせた。
「玲奈さん、わたしは死んでいませんよ。大丈夫、大丈 夫、落ち着いて。大丈夫ですから。ね?　こんなの、た� �した怪我じゃありませんよ」
男は額から流れる血を袖でぬぐった。

[chryuop]

そばに誰も見えないから、玲奈は車が小さな地雷に通行 しそうだと思った。男と行くことだ。だが、どこへ。さ らに、どうして地雷が周囲の村にあって、誰置いたか。 もっと疑問が生じるんだ。。。

[Sashimister]

男は上着のポケットから携帯電話を取り出し、電話をか けた。
玲奈の知らない言葉で数十秒の会話を終えると、無理に 微笑んで言った。
「もう大丈夫です。２０分程で仲間のヘリが来ます。水 でも飲みましょう。」
中で人がひとり死んでいる廃車となったジープへ戻り、 後部座席からミネラルウオーターを２本取り出してきた 。１本を玲奈に渡すと、自分のを一気に飲み干した。

見渡す限りの灼熱の砂漠の中、時間は過ぎていかなかっ た。そこは音のない世界でもあった。手に取ったボトル の冷たさだけが、玲奈にかすかな明日への希望を抱かせ た。